難病全治の実例1
完治困難とされている難病ネフローゼが治る
私は、平成6年小学4年生の夏に突然、発病しました。まぶたが腫れぼったいことに気付き、それから体全体がむくんできました。
病院での診断の結果「これはネフローゼ症候群という腎臓の病気です。尿に蛋白が多量に流出することで血管内の水分が組織の中に入り、血液の濃度が上昇するため、尿が出なくなくなり、強くむくんでいるのはその結果です。むくみが肺まで来ており、呼吸困難になる危機があるので、今夜は帰せません」と言われ入院することになりました。
それから病気の再発と薬の副作用との闘いが始まりました。
このネフローゼ症候群とは厚生労働省指定の難病で、治療方法が確立していませんが、一時的対処療法として副腎皮質ホルモンを服用することで蛋白の流失を防ぐことができます。しかし、根本的には治癒しないため、たびたび再発しました。
怖いのは同ホルモンの副作用で「ムーンフェイス」という顔が丸くなる症状に加え、食欲が異常に増し、気性も荒くなりました。その上、毛深くなり、身長が伸びませんでした。
薬のせいで抵抗力が低下し、風邪をひきやすくなり、風邪をひくとすぐ再発し、薬を増量するという悪循環に陥りました。
怖い薬でしたので、やめたかったのですが、薬を急に切るとショック死する可能性があると言われ、
中2の時、服薬量が下がってきたときに薬を切りました。薬では治らない私の病気を神様のお力で治していただきたいと思ったからです。
それから一進一退が続き、高校生の時に定期試験で無理をしたら、命の危機を感じるほど病状が悪化してしまいました。しかし、私は病院には行かないことを父に伝え、家族も私と同じ心で必死でお参りしてくれました。真剣におすがりすると、お小水がだんだん出るようになりました。体のむくみがどんどん取れてゆき、レバー状のものを排出しました。
弱っていた体に、少しずつ体力が戻り、外出もできるようになりました。無事に高校を卒業し、2年遅れで大学へも入学できました。神様のおかげでその後は一度の再発もなく
今は健康で充実した学生生活を送っています。
(東京都・宮脇健太朗)